ご案内

事態は思っていたほどひどくないと思えることもある。 予想よりもよほど骨が折れそうで気が重くなることもある。
いずれにせよ、目録づくりは、あなたがふだんもっともらしい理由をつけて手元に残しているガラクタの真相を知る機会である。 日誌は、整理の最中につまずくようなことがあれば、自分の考えや気持ちを書いて吐き出すのにいい。
書き連ねていくうちに焦りがおさまったり、心の重しがとれることもある。 日誌の効用はほかにもある。

生活整理と並行してあなたの人生に訪れるなんらかの変化やできごとを書き留めていく。 そうすれば、自分を取り巻くモノたちとの関係を変えることと、あなたの人生のべつの場所で起こっている動きとの相関関係がはっきりするだろう。
このふたつの関係は、意識しないと見落としがちだ。 ちなみに、部屋が片づいたのでお客を招いたと嬉しそうに話してくれる相談者は多いが、片づける前は三年ものあいだひとりとして食事に招いたことがなかったと気づいている人はめったにいない。
生活を整理してゆとりをつくる目的について記録しておくのにも日誌はいい。 また、コラージュのコピーをしまったり、黙想エクササイズでひらめいたことを記録しておくのにも適当だ。
さらに、生活整理のスケジュールについて記録を残しておくのにも利用できる。 また、カレンダーをはさんでおき、スケジュールはもちろん、一回ごとの進展状況を記入してもいい。
このカレンダーもじつに役に立つ。 たとえば、必死に努力しているのにいっこうにはかどらないと思えてくるときなど、進展状況のメモを見直してみる。
進んでいないと不満に感じたのは自分の思いこみであって、実際には着実に前進していると納得したり、逆に、実際の作業を先延ばしにして手を抜いてきたと気づくこともあるだろう。 いずれにせよ、日誌を見れば軌道修正をはかる手がかりになる。
作業の進展状況を写真で記録すれば、モノの乱雑さかげんを現実的にとらえられる。 いってみれば、持ち物目録のビジュアル版である。
モノに埋もれた状態で身のまわりを眺めても全体像はわからないが、写真で見ればどれほどの量のモノが散乱しているか冷静につかめる。 しかも、あらゆる場所を撮影した写真を一列に並べれば、いちばん乱雑な場所もひと目でわかる。
片づけにとりかかる作業前と、すっかり片づいてゼロ地帯に到達した作業後の写真をとるといい。

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